2026年度理事長メッセージ

2026年度 スローガン

つなぐ勇気、拓く未来
Linking Today ,
Leading Tomorrow

(一社)五泉阿賀青年会議所
理事長(第59代)  石川 祐貴

【はじめに】

 これまで五泉阿賀青年会議所の活動を支えて下さった歴代理事長をはじめとする諸先輩方、そして地域の皆様に心より深甚なる感謝を申し上げます。日本は今、急速な少子高齢化、人口減少、都市と地方の格差拡大、さらに国際情勢や経済環境の変化など、かつてないほどの多くの課題に直面しております。地域に目を向ければ、若者の流出、働き手不足、地域産業の衰退、コミュニティの希薄化といった現象が深刻化しており、五泉市・阿賀町も例外ではありません。これらの状況は、地域の持続可能性そのものを揺るがしかねない大きな問題であります。このような時代にあって、青年が集い、地域社会の未来を真剣に考え、実際に行動を起こすことは、かつてなく重要な使命であると考えます。私たち五泉阿賀青年会議所は、設立以来「明るい豊かな社会の実現」という理念を掲げ、幾多の困難を乗り越えながら歩んでまいりました。しかし今、私たち自身もまた会員数の減少という重大な課題に直面しており、このままでは組織の存続そのものが危ぶまれる状況にあります。だからこそ原点に立ち返り、「青年会議所の存在意義」を問い直し、地域社会に必要とされる組織としての歩みを再び力強く進めていかなければなりません。
 
 本年度は「つなぐ勇気、拓く未来」をスローガンに掲げ、以下の4つに重きを置いて取り組んでまいります。

1.会員拡大の推進

 青年会議所は人で成り立ち、人によってその価値を生み出す団体です。地域の未来を想い、行動する一人ひとりの情熱こそが、私たちの活動の原動力です。しかし今、私たちは会員の減少という大きな壁に直面しています。仲間の数が減れば、できることも限られてしまう。まさに危機的な状況です。だからこそ、今こそ会員拡大に真剣に取り組まねばなりません。単に人数を増やすことを目的とするのではなく、理念に共感し、地域をより良くしたいという志を共有できる仲間を迎え入れることこそが、本当の意味での拡大です。地域に暮らす若者たちに積極的に声を掛け、青年会議所の活動やその魅力を、自らの言葉と行動で伝えていくことを大切にします。現役メンバー一人ひとりが、誰かを勧誘する人ではなく、志を同じくする仲間を探す人としての気持ちを持つことが重要です。その積み重ねが、やがて強い絆と広い輪を生み出します。

 また、新たに入会したメンバーが安心して活動に参加できるよう、温かく迎え入れる雰囲気つくりにも努めてまいります。青年会議所は、学びの場であり、同時に人と人がつながり、楽しみながら成長できる場です。真剣に議論し、互いを高め合う一方で、時には笑い合い、助け合いながら活動する。その和気あいあいとした空気が、次の世代へ続く魅力的な組織をつくると信じています。

 私たちは、会員減少という試練を悲観するのではなく、それを新たな挑戦の機会と捉えます。今いる仲間が強く結束し、新しい風を呼び込むことで、この状況を必ず打破できると信じています。私たちは再び活力ある青年会議所を築き上げるため、全力で会員拡大に取り組んでまいります。

2.地域との連携強化

 人口減少と社会環境の変化に直面する五泉市・阿賀町において、青年会議所が単独で成し得ることには限界があります。私たち青年会議所は、市内の青年団体や地域の多様な組織、志を同じくする各LOMと手を取り合い、互いの強みや特色を尊重し合いながら、ともに歩むことを大切にしてまいります。

 地域に暮らす若者たちは、皆それぞれに「まちを良くしたい」という想いを抱いています。その想いを分かち合い、互いに学び合う関係を築くことでまちはもっと温かく、もっと活気ある場所へと変わっていくはずです。組織の枠を超え、共感と信頼を礎に、他団体と連携しながら、地域全体の活力を高めていく。その輪を広げていくことこそ、今の私たちにできる最も大切な使命です。小さな協力の積み重ねが、やがて地域の大きな変化へとつながる。その信念のもと、私たちは地域との連携をさらに深め、新たな時代のまちづくりに挑戦してまいります。

3.小規模でも価値ある事業の実施

 会員数が減少した現状況では、かつてのような大規模事業を展開することは難しい現実があります。しかし、たとえ規模が小さくなったとしても、地域に必要とされ、人々の心に届く事業には、大きな意義と存在感が宿ります。限られた力を結集し、柔軟な発想と工夫をもって地域に確かな価値をもたらす事業を創出し提供することこそ、今の私たちが果たすべき責務であると考えます。他団体・地域企業との連携など、小さくても効果的な方法を模索する積み重ねが、やがて大きなうねりとなり、地域の未来を拓く力へと変わると確信しています。
 
 会員一人ひとりが事業の規模にとらわれることなく、誇りとやりがいを感じられる活動こそ、次の世代へと受け継ぐべき青年会議所の本質です。その信念をもって、一つひとつの事業を大切にして取り組んでまいります。

4.会員資質の向上

 修練・奉仕・友情の三信条のもとに成り立つ学びと成長の場が青年会議所です。地域の未来を担う私たち一人ひとりが成長し続けることこそ、組織の発展、そして地域への貢献につながります。目まぐるしく変化していく環境の中で求められるのは、時代の流れを正しく捉え、自ら考え、行動し、活かしていく力です。
 
 私たちは研修会や勉強会などを通じて、柔軟な思考と確かな知識を身に付け、地域社会をけん引する青年としての資質を高めてまいります。同時に、成長とは知識やスキルの向上だけでなく、人と人とのかかわりの中でこそ育まれるものだと考えています。ともに活動し、悩み、笑い合う中で生まれる友情や信頼の絆が、何よりも大きな力になります。お互いを尊重し合い、励まし合いながら、全員が成長を実感できる温かい組織風土を築いてまいります。
 
 青年会議所での経験は個人の人生においても大きな糧となります。ここで得た学びや出会いを、仕事や家庭、地域での活動へと還元し、まち全体に良い循環を生み出すことが私たちの使命です。一人の成長がやがて組織を動かし、地域を変えていく。その力を信じ、私たちはこれからも互いに学び合い、誇りをもって次代へ挑み続ける青年会議所を築いてまいります。

結びに

 本年度の挑戦は決して容易ではありません。しかし、困難な時代だからこそ、私たちには地域の青年として勇気をもって一歩を踏み出し、未来を拓く責務があります。五泉阿賀青年会議所は、人数が多い少ないではなく、一人ひとりの志の高さと行動力によって、その存在意義を示し続ける団体でありたいと考えます。

 地域の皆様の変わらぬご理解とご支援に心より感謝申し上げます。そしてこれからも、その暖かな想いに応えるべく、現役会員一人ひとりが力を尽くしてまいります。私たちは青年としての英知と勇気と情熱を胸に、次代へと青年会議所の灯をつないでいくことをここに誓い、2026年度の理事長所信といたします。

一般社団法人五泉阿賀青年会議所

第59代理事長 石川 祐貴


【基本方針】

・会員拡大

・縦横のつながりの強化

・やりがい。他人事ではなく自分事

・時に真面目に、時に楽しく。フラットな組織づくり